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オフィス移転には、運送会社から電話工事会社、内装工事業者など多数の業者との事前の打ち合わせが必要です。実務担当者は本業務の合間をみながら移転作業を行わなくてはいけません。もし、本業務が忙しくて打ち合わせができない場合は、一部もしくは一括して専門業者に依頼されることをおすすめします。
オフィスプランニングの前に
オフィス移転は、現在のオフィスが抱える様々な問題点を解決できる絶好のチャンスです。スタッフが快適で働きやすい環境を作るために、まずオフィスワーカーの満足度や、OA機器の使用状況などを調査して機能的なオフィスづくりを実現しましょう。新しいプランを考える際に重要なものは、まず現状のオフィスを見直すことです。スペースに無駄は無いかゾーニング、レイアウトが機能的かどうかなど、気づいた欠点の改善策を新しいオフィスに反映しないと、せっかく移転しても使い勝手の悪いオフィスになってしまうからです。 プランニングイメージ
家具の買い替えなどについてもじっくり検討しましょう。エントランスや会議室といった、企業のアイデンティティを示す空間にはデザイン性の高いレイアウトも考えましょう。
従業員の一人当たりのワークスペース
イメージ写真 ワークスペースとはオフィス全体の面積から共同(会議室・応接室・書庫・休憩室など)で使用する部分を除いた面積がワークスペースとなります。一般事務業務における一人当たりのワークスペースは1.8坪(5.95m2)を確保する必要がありますが、実際には1坪(3.3m2)程度が一般的です。OA機器などを多数使用される場合は、これ以上のスペースが必要になります。また、将来の増員や書類増加等を考慮する必要もありそうです。
オフィス内の通路幅
一般的なオフィス内の通路幅は1.0〜1.5m内で大人二人が相互通行できる幅が必要です。メインの以外の通路幅は0.7m〜1.0m、デスク間の幅は1.3m〜1.5m程度必要とされています。
収納スペースの確保
イメージ写真 書類や資料などは、3年で倍になることがあると言われています。事前に増加量を予測して、高い収納性を持った書庫やファイリングシステムの導入も考慮しておくべきでしょう。また、このような問題を有効に解決するには、天井近くや壁面など、余剰空間を有効に使うこともひとつの方法です。
オフィスの快適な空調
イメージ写真 一般的にオフィスの快適な室温は冬期で22℃(湿度40%)、夏期26℃(湿度50%)とされています。また、OA機器などの設置場所や発電量を考慮した適切なレイアウト設計や空調プランを行う必要があります。パーテーションは空調を妨げないように配慮し、消防法に違反しないように注意しましょう。
スタッフのリフレッシュメント
イメージ写真 情報技術の進歩に伴い、オフィスワーカーのリフレッシュが重要視されてきています。心身の均衡を保つ空間を確保して、スタッフのケアを考慮したオフィスづくりを行いましょう。
一般的に、共用部への喫煙室やリフレッシュコーナーの設置などがあります。最近ではカフェスペースや福利厚生のための相談ブースを設けているところもあります。

 
 
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